マイティブリザード（2001年生、母ヤマタケスキー）

マイティブリザード（2001年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「力強い＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキブリザード（当時10歳）と交配したヤマタケスキーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は（株）関兵牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年のゴールデンスター賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

野口孝厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2003年）

7月31日、デビュー戦は森下博騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は493kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

9月24日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアールゴージャスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったエフテーシャープに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエフテーキープを次元の違う末脚で半馬身差し切って制した。

3歳（2004年）

4月6日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、工藤伸輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた6戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

8月11日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビジネスマシンに9馬身の差をつけて優勝

9月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

11月5日、中8週で迎えた10戦目は、一般C1五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったリスポンスドラゴンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月3日、中3週で迎えた11戦目は、ゴールデンスター賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のルプリーズに1馬身半の差をつけて優勝

4歳（2005年）

1月12日、中5週で迎えた12戦目は、一般C1二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマキバティアラに4馬身の差をつけて5勝目をマークした。

2月16日、中4週で迎えた13戦目は、一般B3（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクラヤシマに2馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

4月14日、中7週で迎えた14戦目は、春風特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5歳（2006年）

1月6日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、福寿草特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋元耕成騎手（7戦4勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋元耕成騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた17戦目は、菜の花特別（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月19日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、荒川特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

9月5日、中6週で迎えた19戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、コスモス賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、メープル賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月3日、中2週で迎えた21戦目は、富士通賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（10戦4勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月23日、中2週で迎えた22戦目は、勤労感謝特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったバガバッドギーターをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

12月22日、中3週で迎えた23戦目は、一般B3三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったニイタカヴァンクルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2007年）

1月1日、中0週で迎えた24戦目は、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（13戦4勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

1月19日、中2週で迎えた25戦目は、大寒特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（14戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた26戦目は、天覧山賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で秋元耕成騎手（15戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったオーナーズチェスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中4週で迎えた27戦目は、桜ほの香賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋元耕成騎手（16戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。