アリエルシチー（2009年生、母レディクラシック）

アリエルシチー（2009年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタップダンスシチー（当時12歳）と交配したレディクラシックが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）幌村牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の五峰山特別。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,000万円（2万×500口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月17日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

6月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

8月22日、中9週で迎えた3戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の五峰山特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のスペルキャストをクビ差振り切って初白星を挙げた。

9月23日、中4週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2013年）

1月5日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

3月6日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、市川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた7戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

7月14日、連闘で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は城戸義政騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2014年）

4月19日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

8月17日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。