マイネルシングラー（1996年生、母エイシンプレジヤー）

マイネルシングラー（1996年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時13歳）と交配したエイシンプレジヤーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木田牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月6日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったタカトラズイチョウに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

3月13日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた7戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（5戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

10月3日、中5週で迎えた14戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシスタークィーンに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

2月20日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の小牧特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（7戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下の遠野特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

5月27日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（8戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた22戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2001年）

5月26日、約10か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた24戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた25戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月7日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林久晃騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入った。

9月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の下総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。