ダマスカスローズ（2007年生、母アイノジョリエ）

ダマスカスローズ（2007年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラの香水」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルライン（当時14歳）と交配したアイノジョリエが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳B4。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額800万円（8万×100口）で一口馬主が募集された。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月17日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月12日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2010年）

1月16日、中4週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた4戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月24日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた7戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月22日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のインフィオラータに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月31日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るネフティスを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。