シゲルエリス（2017年生、母シュガーレディアン）

Shigeru Eris

2017.03.12

シゲルエリス（2017年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋準惑星エリスより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時9歳）と交配したシュガーレディアンが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者はヤマイチ牧場。主な勝ち鞍は2022年のアストレア賞(一般C3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって486万円で落札された。

稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月22日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

10月26日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入った。

3歳（2020年）

1月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に敗れた。

4月12日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

7月11日、中5週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

8月27日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月27日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月4日、中4週で迎えた12戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月23日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したラッキーユーに3/4馬身届かず2着となった。

6月18日、中2週で迎えた17戦目は、金蓮花賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた18戦目は、コンコルディア賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったパーティーアニマルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月28日、中2週で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月15日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって486万円で落札された。

鈴木義久厩舎（川崎）へ入厩。

5歳（2022年）

1月11日、中3週で迎えた21戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（船橋ダート1500m 小雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

1月31日、中2週で迎えた22戦目は、アストレア賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイスギミッチーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月28日、中3週で迎えた23戦目は、ヴィクトリア賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越琉世騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。