グレートスピリット（2021年生、母レディオブキャメロット）

グレートスピリット（2021年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大いなる存在」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したレディオブキャメロットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はタイヘイ牧場。主な勝ち鞍は2025年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、札幌ブラッドストックによって2,750万円で落札された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月10日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中京（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

3歳（2024年）

1月13日、中4週で迎えた2戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

3月7日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

6月9日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

6月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの大郷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

8月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2025年）

1月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた9戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、甘夏賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でR.クアトロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた13戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず3着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジンフィンドールに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月18日、中3週で迎えた15戦目は、納涼特別（浦和ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

11月28日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、小春空特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。