イッテン（2002年生、母カーメルケリー）

イッテン（2002年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一天大宇宙を自在に駆け巡る栗毛の勇姿」。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時13歳）と交配したカーメルケリーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は白老大須賀牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月14日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月17日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた3戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3歳（2005年）

4月2日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入った。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水出大介騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したアドマイヤカスタムを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で水出大介騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブライトアイズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は水出大介騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

4歳（2006年）

5月14日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

8月26日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず18着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は水出大介騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

5歳（2007年）

1月20日、中5週で迎えた15戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

4月21日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金子光希騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は水出大介騎手（8戦1勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。