ショーテンシ（2016年生、母ショウナンカガリビ）

ショーテンシ（2016年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+天使」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時13歳）と交配したショウナンカガリビが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川島正広。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川島正広から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、吉冨学によって1,414.8万円で落札された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月31日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のファビィブーツ特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハルシオンデイズに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（2020年）

1月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで、最後は2着のレディグレイを3/4馬身振り切って休み明けの一戦をモノにした。

3月28日、中9週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

7月12日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

12月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5歳（2021年）

1月11日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

9月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

12月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

2022年1月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。