ワイドワンダー（2010年生、母ビビアンアロー）

ワイドワンダー（2010年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時15歳）と交配したビビアンアローが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は筒井征文。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方13戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、筒井征文から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田京子によって840万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月1日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 雨/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月17日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたシャイニーハーツ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月29日、中5週で迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

8月4日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 雨/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のコウユーアンドレに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月23日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（4戦1勝）。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4歳（2014年）

2月9日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた15戦目は、E.ペドロサ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた19戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、風鈴草レース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた20戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、JBCイヤーすずらんレース（水沢ダート1800m 小雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1一（盛岡ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた22戦目は、レインボーカップターフチャレンジ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた23戦目は、サクセスエイジカップ（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月23日、中0週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、JBCイヤー芙蓉レース（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた25戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、秋分特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた26戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の耶馬溪賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、錦秋特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた28戦目は、霜月特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日野太一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた29戦目は、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で日野太一騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた30戦目は、クリスマスキャロル賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で日野太一騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。