モエレサマー（2006年生、母サマーミストレス）

モエレサマー（2006年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時9歳）と交配したサマーミストレスが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害1戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、中村和夫から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

8月12日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアラベスクシーズに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月15日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた4戦目は、G.ゴメス騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月21日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月27日、連闘で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3歳（2009年）

2月21日、中7週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

7月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

8月15日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2010年）

10月6日、約13か月の休養明けで迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月24日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた14戦目は、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように疾駆したが、カカボゴールドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月15日、中2週で迎えた15戦目は、佐々部あやちゃんのお誕生日記念（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカトルズメテオをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。