ウインガヴァナー（2018年生、母セキサンキセキ）

ウインガヴァナー（2018年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+統治者、まとめ役」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したセキサンキセキが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。主な勝ち鞍は2022年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹島政信から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって2,268万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額2,900万円（7.25万×400口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月5日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

3歳（2021年）

2月21日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 小雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート2500m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

6月27日、中7週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

7月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月29日、中6週で迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

9月4日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた11戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月14日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2022年）

8月13日、約9か月の休養明けで迎えた14戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月21日、連闘で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスディアブロに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2023年）

2月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた19戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた20戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年5月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。