ピースオブバイオ（2006年生、母ベストケーキ）

ピースオブバイオ（2006年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のミレニアムバイオ（当時8歳）と交配したベストケーキが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、地方25戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年のガーネットスター特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、競優牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

7月24日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月8日、中6週で迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアンギンをクビ差制して未勝利勝ちを決めた。

10月28日、中2週で迎えた4戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、テンシノオクリモノにクビ差交わされて2着となった。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、モルフェドットにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月20日、連闘で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたモエレリレハンメル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3歳（2009年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

6月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の―1組（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月17日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のこもれびの里日高町賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヘルシービガーをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

10月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、浦河町獣医師会賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームディザイアをアタマ差だけ差し切って3勝目を手にした。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、JA共済3Q（サンキュー）カップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったテツコジーンにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、キッケンクリス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた14戦目は、サッポロオフの贅沢特別（門別ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4歳（2010年）

4月28日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、「門別温泉とねっこの湯」特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた16戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はナチュラルプラスと並んで2着同着となった。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、平取町すずらん観賞会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、ガーネットスター特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテツキチダイオーを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って4勝目を掴み取った。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、サッポロスーパークリア特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（13戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

7月22日、中1週で迎えた21戦目は、ティコ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（14戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた22戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（15戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたトップスタイリスト決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月19日、中1週で迎えた23戦目は、ナイター競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂下秀樹騎手（16戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月15日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、はぎ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。