レガシーアドニス（1998年生、母ドンナリデイア）

レガシーアドニス（1998年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時13歳）と交配したドンナリデイアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）へいはた牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

6月3日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

6月10日、連闘で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパステルシェイドに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月14日、中4週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（2002年）

5月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月26日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシルバーアローに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

6月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたシャドウビート決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたギブアンドテーク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたマチカネイサリビ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山賀一騎手（6戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマコッチャンに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（2003年）

5月18日、約8か月の休養明けで迎えた16戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた18戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

6歳（2004年）

2月29日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。