キュートウィン（1991年生、母ハネダライン）

キュートウィン（1991年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のミクニノホマレ（当時19歳）と交配したハネダラインが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田中元寿。戦績は、中央平地11戦1勝。主な勝ち鞍は1993年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

諏訪富三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

6月26日、デビュー戦は森安輝正騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は434kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノースヒロインを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

8月29日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

9月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森安輝正騎手（3戦1勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（福島ダート1000m 曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

10月30日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳400万下の福島アラブ3歳特別（福島ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は篠原茂騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた9戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

3歳（1994年）

1月8日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。