フルオブウィット（2017年生、母エスプリドパリ）

Full of Wit

2017.02.03

フルオブウィット（2017年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「機知に富む。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したエスプリドパリが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C18。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月2日、デビュー戦はF.ミナリク騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

7月18日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

9月8日、中6週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた3戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢兼六賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月12日、中4週で迎えた4戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のベガクインに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた7戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、宇連川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた8戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月2日、中0週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた11戦目は、松村香織生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったオークヒルハウスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったクリップルクリークに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月25日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、エメラルドピンク賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、フェアメーゲンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサバイバルボスに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月23日、中1週で迎えた18戦目は、社台スタリオンステーション特別（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のブラザーサンに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月5日、中1週で迎えた19戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のホーリーバジルを3/4馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

デビュー前

佐藤浩一厩舎（岩手）へ入厩。

5歳（2022年）

3月11日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、夢・希望 未来へ前進（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた21戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた22戦目は、夢・希望 未来へ前進（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

デビュー前

佐藤浩一厩舎（岩手）へ入厩。

5月16日、デビュー戦は菅原辰徳騎手を鞍上に据えて、ディセントラ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての大外11番ゲートからスタート。出走取消となった。

9月19日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、夢・希望 未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた25戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、夢・希望 未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた26戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、夢・希望 未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したコンカルノーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月30日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、一般B1四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。