サンスイシサン（2021年生、母エキゾチックバニラ）

サンスイシサン（2021年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「三水四山。風水で良いと言われる地形」。毛色は芦毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時12歳）と交配したエキゾチックバニラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はスピードフアーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳C2一。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月14日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた3戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず18着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

3歳（2024年）

2月11日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた6戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた7戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5月28日、中6週で迎えた8戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイビングヘッドに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のキーナイスに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコヨミを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャッダンコナーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月13日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不撓の気力でひたむきに粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のカズノミカヅキをハナ差振り切って順当に勝利した。

10月3日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、アドニス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦3勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。