ビッグムサシ（2003年生、母ナリタレッドバード）

ビッグムサシ（2003年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋武蔵」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時19歳）と交配したナリタレッドバードが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月18日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月26日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパレストップガンに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月24日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3歳（2006年）

1月21日、中3週で迎えた6戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月13日、中1週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャインカイザーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。