アーメンコーナー（1988年生、母トウコウアドロ）

アーメンコーナー（1988年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグランデイ（当時16歳）と交配したトウコウアドロが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の佐倉特別(500万下)。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

10月7日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月17日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

3歳（1991年）

5月25日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したシンコウカウンターを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

7月6日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のシュウオーエースを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のタイガーフォードをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（1992年）

1月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた10戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

2月29日、中4週で迎えた11戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝2000m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月8日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、逃げるケンハヤオーに半馬身届かず2着となった。

11月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた15戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5歳（1993年）

1月17日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山義行騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。