ヴァンキッシュアイ（2016年生、母リアリーラヴユー）

ヴァンキッシュアイ（2016年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「打ち勝つ＋冠名（瞳）」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時9歳）と交配したリアリーラヴユーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の一般C2十。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、社台ブラッドメアから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、会田浩史によって540万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

11月10日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3歳（2019年）

3月2日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で木幡巧也騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡巧也騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた9戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアミフジアギシャンを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2020年）

1月27日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた11戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月7日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、ヒラマサ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。