ブライトンビコー（2001年生、母オクトニア）

ブライトンビコー（2001年6月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「英南部の海岸近くにある競馬場名＋冠名。輝く馬になる願い込めて」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時16歳）と交配したオクトニアが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地11戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

4月4日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンエクラタンに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビューティマリオンを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を手に入れた。

8月22日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

4歳（2005年）

7月17日、約11か月の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月25日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川田将雅騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。