スピードウイン（2001年生、母ハイウェイダンサー）

スピードウイン（2001年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スピード＋勝つ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスキャン（当時13歳）と交配したハイウェイダンサーが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方32戦5勝2着2回。2003年のスペシャルウィーク賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石本義孝厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

7月16日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のネイチャーストームに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのスペシャルウィーク賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のセカンドノホシをアタマ差制して制した。

8月30日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月7日、中2週で迎えた7戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず最後はトーヨーグリーリーと並んで7着同着となった。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

6月24日、中8週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、生月特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮西晃宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた14戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

9月13日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

9月26日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したインフィニータを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月16日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のぎんもくせい特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のカネショウエースに1馬身の差をつけて優勝

11月3日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた19戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月8日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

12月29日、中2週で迎えた21戦目は、ウインターテール特別（大井ダート1600m 内回り雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2005年）

1月18日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた24戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホクトゴッテスを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

3月25日、中1週で迎えた25戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた26戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた27戦目は、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた28戦目は、夏霞特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた29戦目は、さそり座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた30戦目は、りゅう座特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた31戦目は、やぎ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

8月3日、中2週で迎えた32戦目は、潮騒特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた33戦目は、文京区特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた34戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったマルサンクリスタルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定戦の爽秋特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハチノライデンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月3日、中2週で迎えた36戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、池月・磨墨賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月30日、中3週で迎えた37戦目は、カペラ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

5歳（2006年）

3月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた38戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアクアマリン賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

9月13日、約6か月の休養明けで迎えた39戦目は、レミニス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた40戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、星月夜特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。