マノワール（2010年生、母ノータブルアート）

マノワール（2010年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「邸宅（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したノータブルアートが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地26戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月2日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったアーバンレジェンドにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したグランプリダッシュにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月24日、中3週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジリオンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月22日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

4歳（2014年）

1月26日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したタガノビリーヴィンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

2月15日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトウケイウインに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフリークエンシーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦2勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた13戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたキクノソル決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

5歳（2015年）

2月28日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ハギノタイクーンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、メイショウソラーレに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、タガノビリーヴィンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のラジオデイズを半馬身振り切って4勝目を掴み取った。

5月17日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のBSイレブン賞（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったメイケイペガスターに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月10日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の平城京ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月21日、中5週で迎えた23戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

6歳（2016年）

7月9日、約7か月半の休み明けで迎えた24戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

7歳（2017年）

5月28日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。