カサブランカリリー（2005年生、母カムイイットー）

カサブランカリリー（2005年2月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ユリ科の植物名」。毛色は青毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時9歳）と交配したカムイイットーが20歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

5月10日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に敗れた。

8月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れる脚を使えず18着に終わった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、安原勝久騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8五（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上D8一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安原勝久騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上D7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安原勝久騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上D8一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安原勝久騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、ヤングジョッキーズステージファイナル（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安原勝久騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4歳（2009年）

1月7日、連闘で迎えた8戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D8二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D8三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトレノヘイローにハナ差届かず2着に惜敗した。

1月30日、中0週で迎えた10戦目は、4歳以上D7一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D7二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上D7三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D7二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で寺地誠一騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた14戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた16戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた19戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた20戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月22日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたシャルマン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた25戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2010年）

1月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

1月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上C3（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

2月16日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。