ムーランアルザン（2019年生、母ブルージャーニー）

ムーランアルザン（2019年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「栗毛色の風車(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時12歳）と交配したブルージャーニーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C2四五六。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月19日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

3歳（2022年）

2月19日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4月6日、中6週で迎えた3戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタカラジャンボにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山田敬士騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

5月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は古岡勇樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、バーグチャンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月2日、中8週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、3歳戦のライジングサン特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の鶫特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古岡勇樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のステッラ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミラーレイクに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月7日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月12日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ドキに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月1日、中2週で迎えた12戦目は、三茄子賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月17日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた15戦目は、声優原奈津子生誕記念STLDASHC2一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた16戦目は、満漢全席賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のミトグラフィアをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

8月22日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のレーブドフェイスを半馬身振り切って制した。

9月15日、中2週で迎えた18戦目は、軍配賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

5歳（2024年）

4月2日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。