ドリームクレスト（1995年生、母マークリシルバー）

ドリームクレスト（1995年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリエイター（当時9歳）と交配したマークリシルバーが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,060万円（20.6万×100口）で一口馬主が募集された。

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

5月30日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は500kg。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したミヨシタイクーンに3/4馬身届かず2着となった。

9月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月11日、連闘で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタッチザワールドに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、クロタカにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月28日、中2週で迎えた7戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（1999年）

1月11日、中3週で迎えた9戦目は、ジャニュアリー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のユメフブキをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月3日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったクリールポイントにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったアサヒウィンロードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月17日、中8週で迎えた15戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

5歳（2000年）

4月22日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のゼンノキセイをクビ差振り切って久しぶりの一戦を物にした。