ファイターナカヤマ（1997年生、母Commercial Run）

ファイターナカヤマ（1997年3月11日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のFit to Fight（当時18歳）と交配したCommercial Runが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地14戦2勝、地方18戦1勝2着1回。1999年の福島3歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

10月31日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマークターミーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のナッツベリーをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3歳（2000年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて16着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた7戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

10月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

4歳（2001年）

5月20日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて18着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

7月29日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2002年）

1月8日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、せんりょう特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた16戦目は、うぐいす特別（足利ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた17戦目は、若竹特別（宇都宮ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた18戦目は、白梅特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月1日、中9週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イズミシャンハイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた20戦目は、神姫バス杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上A3（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上A3（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず最後はアラヨシワンダーと並んで5着同着となった。

8月29日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月30日、中4週で迎えた26戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、金沢城特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた27戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月21日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2003年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月7日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のコースターに半馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月29日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。