タイキロックオン（2001年生、母タイキローズマリー）

タイキロックオン（2001年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋自動追跡する」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時12歳）と交配したタイキローズマリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回、中央障害3戦0勝、地方17戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額2,200万円（22万×100口）で一口馬主が募集された。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月23日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーティーテイオーから半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2004年）

5月1日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトリックアートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミフジハナフブキを上がり4位の末脚でハナ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

10月24日、中9週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4歳（2005年）

1月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

4月30日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

10月1日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた13戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2006年）

3月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月9日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、英知大学賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた18戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で茶畑雄誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で茶畑雄誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

6歳（2007年）

1月5日、中2週で迎えた21戦目は、白鶴まるカップ（園田ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で茶畑雄誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月17日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で茶畑雄誠騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で茶畑雄誠騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

5月28日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C5-4（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトウショウオアシスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、連闘で迎えた25戦目は、一般C5-6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月8日、中4週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライティアシーズに約16馬身の大差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月23日、中1週で迎えた27戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジョウショーモアーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月5日、中1週で迎えた28戦目は、足立真之介金沢遠征盃（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネトシサンセールに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月2日、中3週で迎えた29戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた30戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、スピカ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキセキスズカに2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

10月1日、中1週で迎えた31戦目は、リゲル特別（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミヨノインパクトを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

10月15日、中1週で迎えた32戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、リゲル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。