ローグネイション（2019年生、母ミスミランダー）

ローグネイション（2019年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時11歳）と交配したミスミランダーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2022年の兵庫ダービー(地方重賞)で3着に入った他、2021年のGIVEACHEER!特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

5月26日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリュウノジャックに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月8日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのGIVEACHEER!特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に敗れた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（2022年）

1月4日、中4週で迎えた6戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパーをアタマ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

1月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳A B（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパーを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月10日、中5週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の兵庫ユースカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A B（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳A B（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったサラヘレンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は杉浦健太騎手（4戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

8月17日、中9週で迎えた13戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（6戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

9月8日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

11月2日、中3週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（2023年）

4月7日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、マグノリアオープン（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

5月21日、中5週で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、M3のあすなろ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた19戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた20戦目は、小暑特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、盛夏特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた22戦目は、大暑特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた23戦目は、立秋特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、初秋特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

9月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、長月特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた26戦目は、神無月特別（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた27戦目は、紅葉特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた28戦目は、晩秋特別（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた29戦目は、2023盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた30戦目は、師走特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

デビュー前

齋藤雄一厩舎（岩手）へ入厩。

12月31日、中3週で迎えた31戦目は、2023ファイナル特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5歳（2024年）

3月11日、中9週で迎えた32戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（9戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキングオブサミットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月25日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（10戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマニンドールアイに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月9日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（11戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンヌチマシヌに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月22日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（12戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコンカルノーを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。