オーゴンニシフジ（1986年生、母アサヒパレード）

オーゴンニシフジ（1986年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカツラギエース（当時6歳）と交配したアサヒパレードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は片山牧場。戦績は、中央平地19戦2勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

土門健司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

5月28日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は538kg。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンアユミに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

9月16日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西浦勝一騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

10月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で西浦勝一騎手（7戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西浦勝一騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

4歳（1990年）

7月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で西浦勝一騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で西浦勝一騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で西浦勝一騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロンテーラーを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

8月18日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で西浦勝一騎手（12戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で西浦勝一騎手（13戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で西浦勝一騎手（14戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の藤森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で西浦勝一騎手（15戦2勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた17戦目は、平田秀也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で平田秀也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。最後はホリノスプリンターと並んで5着同着となった。

5歳（1991年）

4月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。