ロングワルツ（1988年生、母ネイザン）

Long Waltz

1988.04.19

ロングワルツ（1988年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時14歳）と交配したネイザンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

11月4日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマルゼンモンタを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（1991年）

4月27日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月15日、中6週で迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のポピーバンブーに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトモエトレンディに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

11月2日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦2勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

4歳（1992年）

10月24日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた11戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小野次郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のコトアポロンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。