エスシーハンコック（2015年生、母アグネスカルミア）

エスシーハンコック（2015年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時14歳）と交配したアグネスカルミアが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月30日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた2戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のピッパをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3歳（2018年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

10月16日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

11月27日、中5週で迎えた8戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、加賀四湯賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のナムラカブトを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

4歳（2019年）

1月18日、中6週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、最終日も第9Rプレミアムポイント3倍賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

2月21日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のシャインメルシーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月20日、中3週で迎えた11戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

8月31日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカイヤナイト賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、カツオスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた14戦目は、秋日和特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦の相馬野馬追特別（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のアストレア賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた17戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、馬い!八丈島レモン・ジャム発売記念（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。