アルティシムス（2008年生、母アルーリングアクト）

アルティシムス（2008年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最も深い（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したアルーリングアクトが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地36戦4勝2着1回、中央障害5戦1勝。2015年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月10日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴォトレメイヤーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

3歳（2011年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカルドブレッサをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月27日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦2勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず13着に敗れた。

7月31日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（7戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4歳（2012年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月4日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（10戦2勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月12日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（12戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、逃げるマイネルハイセンスを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグローリアスローズに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月1日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5歳（2013年）

1月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（13戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（14戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハーキュリーズをハナ差振り切って4勝目を挙げた。

3月3日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（15戦3勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月24日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（16戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（17戦3勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた25戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた26戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月17日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（18戦3勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（19戦3勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（20戦3勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた30戦目は、M.ギュイヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2013ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（21戦3勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

6歳（2014年）

1月6日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月31日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（22戦3勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

7月26日、中7週で迎えた35戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

11月2日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた37戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のファイヤーに半馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7歳（2015年）

1月31日、中7週で迎えた38戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

4月4日、中5週で迎えた40戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月1日、約4か月の休養明けで迎えた41戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。