ニューメッセージ（2001年生、母ベレーム）

ニューメッセージ（2001年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新しい伝達」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したベレームが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、信成牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって945万円で落札された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

9月6日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

3歳（2004年）

4月25日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた6戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。16着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4歳（2005年）

1月16日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた9戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた10戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた12戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のコアレスボナンザに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。