サビアーレ（2000年生、母Sakura Fabulous）

サビアーレ（2000年3月1日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「砂をかける（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のCapote（当時16歳）と交配したSakura Fabulousが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。2003年の菜の花賞(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

11歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、矢野牧場によって630万円で落札された。18歳のとき、矢野牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、中村かなえによって270万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

12月1日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセイウントライを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

1月26日、中7週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はオトハチャンと並んで2着同着となった。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のうぐいす賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

3月29日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に敗れた。

4歳（2004年）

3月13日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、ダイワエスケープに交わされて3馬身差の2着となった。

6月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

7月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。15着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。