グレートラニング（2002年生、母アイリスジャポニカ）

グレートラニング（2002年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「卓越した走り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時16歳）と交配したアイリスジャポニカが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は（株）関兵牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方34戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2-12 13。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月7日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

3歳（2005年）

4月10日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月3日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に入った。

9月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。17頭立ての12番人気で18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦のシクラメン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

4歳（2006年）

1月6日、中2週で迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2-11 12（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の一般C2（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったオーペルマに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったイブキマラゲーニャにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月26日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた20戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2二三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したトップシャイニングにアタマ差届かず2着となった。

8月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったエムテイガールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、中2週で迎えた26戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったモエレシンゲキに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月3日、中2週で迎えた28戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、キリンビール賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2007年）

2月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月23日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた30戦目は、一般C2-12 13（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（9戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のニットウクレランスに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月31日、中9週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた31戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

6月21日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた32戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（11戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた33戦目は、一般C2七（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（12戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた34戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（13戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヒルノニュースに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中2週で迎えた35戦目は、埼玉の梨彩玉賞（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（14戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた36戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（15戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（16戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（17戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキタサンキャラバンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6歳（2008年）

1月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（18戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月7日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた41戦目は、4歳C3（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

2月15日、連闘で迎えた42戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。