エイシンヒット（2007年生、母ドリームヒット）

エイシンヒット（2007年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋成功する」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時12歳）と交配したドリームヒットが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方26戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2 13。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ヒサイファームから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、平井豊光によって682.5万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

10月2日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

11月8日、中0週で迎えた3戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4歳（2011年）

3月12日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キタノレリクスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ローザグランデに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモジャズサンバに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ファルコンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホホエミプリンセスに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイワスコーピオンに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のサマーパステルに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスイングサンデーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月21日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディアミクリに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月25日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマサカワドンナサカに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、レモンレモンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月22日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（9戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したトシローズに半馬身届かず2着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5歳（2012年）

1月5日、中5週で迎えた24戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた25戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、早春賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。