セイカアヴァンサ（2012年生、母セイカカロブ）

セイカアヴァンサ（2012年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋前に進む（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時14歳）と交配したセイカカロブが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月11日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモボアソルテに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2015年）

1月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月7日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4月4日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワエクシードにクビ差届かず2着となった。

6月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったアメリカンゴールドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中4週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（6戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のジャコバイティズムに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月22日、中2週で迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンヴェイルドを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

10月18日、中3週で迎えた16戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京ダート2100m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月23日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（8戦2勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリアルエンブレムを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて制した。

12月27日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の2015フェアウェルステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（10戦3勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4歳（2016年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた22戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の下総ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月11日、中7週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の八王子特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の天の川賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（11戦3勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（12戦3勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

8月20日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた28戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

5歳（2017年）

1月8日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴山雄一騎手（13戦3勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（14戦3勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

4月16日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、住吉大祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた34戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の金沢スプリングカップ（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた35戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、友禅まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた36戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。