オンワードキーン（1984年生、母パルフエ）

Onward Keen

1984.03.31

オンワードキーン（1984年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオンワードガイ（当時16歳）と交配したパルフエが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

森末之助厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月31日、デビュー戦は徳吉一己騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた3戦目は、4歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したアストロノートを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月14日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉一己騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉一己騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で徳吉一己騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサチワカに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で徳吉一己騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた8戦目は、4歳400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で徳吉一己騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下のかきつばた賞（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で徳吉一己騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフローラベルをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

8月9日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の朱鷺ステークス（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4歳（1988年）

3月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。