レインボーソング（2012年生、母レーゲンボーゲン）

レインボーソング（2012年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「虹の歌」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したレーゲンボーゲンが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地25戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年のポプラ特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月1日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ベルウッドクラルテにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

3歳（2015年）

1月24日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマダムウルルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

4月25日、中9週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったシーリーヴェールにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4歳（2016年）

5月7日、約8か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

7月2日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

7月24日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベーリングメファを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

11月6日、中8週で迎えた15戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月20日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.バルザローナ騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったピットボスにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

12月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でM.バルザローナ騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

5歳（2017年）

3月11日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた19戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた20戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月30日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディーズプラネットをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

8月26日、中3週で迎えた23戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2017ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。