ヌーヴェプレジール（2015年生、母アールヌーヴォー）

ヌーヴェプレジール（2015年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「Ｎｏｕｖｅｌ（新たな（仏））より＋喜び（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時15歳）と交配したアールヌーヴォーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。主な勝ち鞍は2018年のドリームシリーズ(C2 32)。

経歴

デビュー前

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月17日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3歳（2018年）

1月13日、中3週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

4月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

7月22日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

9月17日、中7週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた5戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ブルベアミブナに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中3週で迎えた7戦目は、ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るランナーズハイを鮮烈な末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた9戦目は、さがけいば発展祈念（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したミルクアンドハニーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2019年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた11戦目は、初花月賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタガノジャパンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。