アローソシアル（1983年生、母マーキユリーアロー）

アローソシアル（1983年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時10歳）と交配したマーキユリーアローが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

3月30日、デビュー戦は4歳未出走（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は470kg。鞍上は柴田政人騎手。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月12日、4歳未勝利（中山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4月29日、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月17日、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

6月1日、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は細川英二騎手。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月10日、4歳未勝利（函館芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

8月23日、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

8月31日、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月13日、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月4日、4歳未勝利（福島芝1700m 雨/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリバティガルーをクビ差振り切って勝利を収めた。

10月18日、4歳以上400万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月9日、4歳以上400万下（東京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は谷中公一騎手。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

11月30日、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月13日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は細川英二騎手。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4歳（1987年）

5月3日、5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

5月16日、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したダイワエバーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

6月6日、牝馬限定の5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月8日、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は安田富男騎手。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

8月16日、4歳以上400万下（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月30日、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

9月13日、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。