ハヤカエデ（1992年生、母チヨホウザン）

ハヤカエデ（1992年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のスマノアスカ（当時9歳）と交配したチヨホウザンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は福原謙吉。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方16戦0勝。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月19日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は388kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着を確保した。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヨシカツメガミにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月11日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワークスポイントをクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（1995年）

1月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた8戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

3月11日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた13戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の荒尾記念（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古泉悟騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた15戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた16戦目は、川口道助騎手を鞍上に迎えて、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた17戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中隆仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた18戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた19戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中隆仁騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、中津競馬騎手招待特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（1996年）

4月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、高田大輔騎手を鞍上に迎えて、梯梧特別（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた22戦目は、馬場万博騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた23戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬場万博騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた24戦目は、山田寿雄騎手を鞍上に迎えて、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1997年）

6月15日、約13か月の休養明けで迎えた25戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、B1 B2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた26戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた27戦目は、B1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。