イッツエルメス（2017年生、母ベルモントエルメス）

イッツエルメス（2017年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「Ｉｔ’ｓ＋母名の一部。姉名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時8歳）と交配したベルモントエルメスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2-10。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アサヒ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Maverickによって486万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

3歳（2020年）

1月11日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた3戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

10月25日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 22（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月8日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、一般C3 22（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウブレナムに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

11月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、一般C3-20（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたクレアトゥール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 19（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた8戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（2021年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 19（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月11日、中0週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた11戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3月31日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ダイコンちゃん特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月2日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた20戦目は、一般C3 17（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた21戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、早く集まりたいね特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（10戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3 13（高知ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた25戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクナップフラウに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月4日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたエスワイロビン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月25日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉本隆記騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉本隆記騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉本隆記騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた30戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた31戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、マスターシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた33戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉本隆記騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた35戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉本隆記騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた36戦目は、メモリアル賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉本隆記騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

2022年2月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。