ダイワモービル（2008年生、母フリーフォーギブン）

ダイワモービル（2008年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋機動性のある」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時11歳）と交配したフリーフォーギブンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月12日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワベルベを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月31日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

3歳（2011年）

1月15日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

2月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月27日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたオメガスカイツリー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のペガサスヒルズに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月11日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

4歳（2012年）

2月18日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた15戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

6月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキクノストームに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったエイコオウイングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のピグマリオンに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

11月24日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（11戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

5歳（2013年）

3月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月9日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（12戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月17日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（13戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。