トリプルウイナー（2020年生、母ステルス）

トリプルウイナー（2020年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「三冠馬を目指して」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時9歳）と交配したステルスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2024年の春の夢特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月10日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は424kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月13日、中4週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3歳（2023年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、6着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアスクエピソードにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したタリアに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月24日、中6週で迎えた8戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

2023年8月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月21日、中6週で迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、テレ玉BACHプラザ特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月23日、中8週で迎えた12戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、埼玉県肉用牛経営者協会長賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4歳（2024年）

3月27日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、春の夢特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能でバテずに粘り続けて、最後は2着のフロネシスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月15日、中2週で迎えた14戦目は、春暖特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。