ダノンイルーシヴ（2010年生、母デヴォニアンガーデン）

ダノンイルーシヴ（2010年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のElusive Quality（当時17歳）と交配したデヴォニアンガーデンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方37戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C3四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって2,520万円で落札された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月26日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月22日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

8月4日、中5週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

10月3日、中8週で迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

4歳（2014年）

2月11日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメミルチカラに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた11戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したクィーンストーリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったファンファンファンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったプリティモンスターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったトキメキブンブンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた23戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた25戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は下原理騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったシナモンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3四（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメサージュマロンに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5月20日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月1日、中6週で迎えた31戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキンレンカに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダールミノーザに約12馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

8月29日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた33戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウイングロリオサに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月27日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた35戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた37戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ヒラボクゴールドに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は児島真二騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山口以和騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた40戦目は、3歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山口以和騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山口以和騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。