ヴォーグロックユー（2017年生、母アバンダンティア）

ヴォーグロックユー（2017年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋感動を与える曲名より」。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時16歳）と交配したアバンダンティアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は市川フアーム。主な勝ち鞍は2021年の2003 オフトひたちなか開設賞(一般C3六七)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、志村幸彦によって280.8万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月21日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

10月20日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3歳（2020年）

2月2日、中9週で迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

2月8日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

6月21日、中6週で迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

11月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

9月8日、約10か月の休養明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた15戦目は、2003 オフトひたちなか開設賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブルーフェアリーに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月21日、中1週で迎えた16戦目は、あだワンCMグランプリ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。