グランドヴィーナス（2003年生、母アワーデライト）

グランドヴィーナス（2003年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女神」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時11歳）と交配したアワーデライトが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年のメープル賞(B4 牝)。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月20日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3歳（2006年）

3月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

7月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラインハルトに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレースアローに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月1日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のアメジストセージ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールドバタフライを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦のメープル賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のポケットマネーに5馬身の差をつけて優勝

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦のルピナス賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシースケープを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた12戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、石川の野菜はウマいで賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。