ニシノシークレット（2020年生、母ニシノラピート）

ニシノシークレット（2020年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+秘密」。毛色は青毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時14歳）と交配したニシノラピートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。主な勝ち鞍は2022年のメイクデビュー函館(新馬)。

経歴

デビュー前

村田一誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月2日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は472kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワタシダケドナニカに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月12日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2023年）

2月19日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

4歳（2024年）

1月27日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

8月24日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5歳（2025年）

3月26日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、八丈島フリージア賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ダイコウガルダン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシェーンプリマーをハナ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、さそり座特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったアンフォラに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた14戦目は、トウケイホープ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた15戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマジックオブラブに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月2日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、エンジェル・フェイス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。