フェードエリカ（1984年生、母ナルタキブイミー）

フェードエリカ（1984年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時10歳）と交配したナルタキブイミーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

9月13日、デビュー戦は田島良保騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダイナソルシエールに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、中6週で迎えた2戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

3歳（1987年）

1月11日、中4週で迎えた4戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の若竹賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

6月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェントリーに5馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

7月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下のおおぞら特別（札幌ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったスピードロイスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の漁火特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた9戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

11月1日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

11月29日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（1988年）

1月9日、中3週で迎えた13戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の新春特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

6月18日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の恵庭岳特別（札幌ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下のまりも特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月30日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。